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musemac

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MUSIKVEREIN SAAL

MUSIKVEREIN SAAL


毎年のニューイヤーコンサートが全世界に放映され、ウィーンフィルの本拠地としても知られる世界的に有名なホールです。
ウィーンフィルを聴くなら、このホールで聴きたいものですが、良い席はすぐに無くなってしまうので、現地へ行ってからの調達はコネが無いとリスキーです。ホームページでチケット購入可能なので、確実に良い席が欲しい場合はお奨めです。
当日券は立ち見で良ければ日本円換算で数百円で入れます。
早めに行って並びましょう。
コンサートは夜8時15分開演ということが多いので、夕食を食べてからと言うことになります。
朝11時からの演奏会もよくあり、夜のコンサートよりは多少チケットの入手が容易でした。

ところでこのホールは舞台がとても狭いので、その対策のためか、演奏者用にいろいろな椅子が用意されています。
まず高さの違う椅子が数種類あって、さらに4本足の長さが同じものや、前足が長くて後ろ足がひな壇1段分短いもの(ひな壇の途中にも椅子を設置できる)などがあり、
これにより狭いステージに多くの演奏家を配置することができるようになっています。
また、ステージの客席側が客席の方向に伸び縮みするようになっていて、大編成のときは客席の前の方の数列が無くなったりします。

さて、私がお奨めの座席ですが、センターで前から8~15列目前位と、2階バルコニーのセンターがお奨めです。
このホールは横幅が狭いためか左右に偏った席は音のバランスがかなり崩れているので、避けた方が無難です。特に2階左右のバルコニーとその真下の1階席はできるだけ避けた方が良いでしょう。
視覚的にも2階バルコニー席の2列目以降はステージ全体が見渡せないので、お奨めではありません。
右側のバルコニーで、ゲルギエフが指揮をしたウィーンフィル聴いたことがあるのですが、右から生音左から残響が聞こえて来る感じで、とても疲れました。
その日のゲネプロをたっぷりいろいろな席で聴かせて頂いていたので、できればベストポジションで聴きたかったのですが、これも貴重な体験でした。

同じ建物にはブラームスザールという小さめのホールやワーグナーホールというオルガンの練習室(入ったことが無いのでよくわかりませんが、入り口の戸は普通の部屋の戸と変わりありませんでした。)、博物館(演奏会の前や休憩などの時間に見学できる)、ベーゼンドルファーのショールーム、楽譜などの出版社のユニバーサルエディションなどがあります。
ホームページによるとバイオリン工房もあります。
最近、4つの新しいホールが加わったようです。


Musikverein Saal
Wiener Philharmoniker


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